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デンマーク留学・ワーキングホリデー日記

Competition。

こんにちは!
先日ある講演会に参加させていただいたのですが、そこでの「競争」に関する議論について書こうと思います。

 

トピックがデンマークの教育に移ったときのこと。「デンマークではテストがほとんどありません。成績による順位付けよりも、自分のやりたいことを見つけてそれを人に伝えられるか?グループワークで他人と協力できているか?の評価に重点が置かれます。」という話がありました。そこで上がったのが「競争がないまま社会に出て大丈夫なのか?競争がないことに対する弊害は?」という質問。

確かに小学校の頃からテスト、通知表、受験のある日本人にとって「競争がない」というのは理解しがたいかもしれません。運動会の徒競走でさえ1位2位を決めないというから驚き!「みんなよく走ったね!頑張ったね!」という扱いになるんだとか。デンマークで行われているのはまさに「誰でも1番になれる教育」

私は日本式の競争による教育はあまり好きではありません。なぜなら私自身がそれに苦しめられたから笑 一方で、私の友達は「競争があるから闘争心に火がついて頑張れる!」と言っていました。メリットデメリット、合う合わないは人それぞれ。

さて、講演会での議論に戻ります。結局デンマークにも「競争はある」という結論になりました。ただ日本とはその種類が違うんだと。デンマークでは大学に入学する際受験ではなく、高校卒業試験の成績でその可否が決まります。もし「政治家になりたい!」と思ったらコペンハーゲン大学(日本の東大)の法学部に入るのが一般的。そこで成績が足りなかったらそもそも資格を得られません。つまり、教育段階における競争はないけどゴールではふるいにかけられてしまうということになります。でもだからこそ本当に政治家になりたいと思った人が自発的に勉強するのではないでしょうか。それも受験のような「他者との競争」という意識よりも、そのレベルに達することができるかどうかという「自分との競争」という意識を持って取り組むのでは!?ここで「自分のやりたいこと」「内的モチベーション」を育てる教育が生きてくるのかなと思います。講演者の方は「デンマーク目指すゴールが1つの競争ではなく、目指す山がたくさんの競争」という風におっしゃっていました。

 

 

また職種によって生涯年収があまり変わらないというから驚き。例えば、高校卒業後すぐに工事現場で働き始めた人と、大学卒業後一般企業で働き始めた人(ギャップイヤーを取る人も多いので日本よりも遅いケースが多い)長期的に見たら生涯年収はあまり変わらないと言います。要因は働き始めの時期に加え、税金が高いこと、みんなが「9:00-17:00で働く社会」であることが挙げられていました。だから日本ほど業種によって年収に差が出ないんだ!

こういった要因も「競争」にこだわる必要がないというか、「自分のやりたいことをやって生きられる社会」に繋がるのかなと思いました。

 

「競争のある社会」日本「競争のない社会」デンマーク。最近どちらが特殊なのかわからなくなってきました笑 多分どちらもかなり特殊な国なんだろうな〜〜

今回の講演会は日本とデンマークについて考えさせられるとてもいい機会になりました。最後まで読んでくれてありがとうございます!それではVi ses☺︎

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(家の近くにあるよくわからないオブジェに登る子供笑 日本だったら「危ない!」と言ってやめさせちゃいそうな光景。そうではなくて子供を支えている感じがデンマークだな〜〜と思いました。)