「足るを知る。」
Hej(デンマーク語でこんにちは)!
今回も最近読んだ本から学んだ、「足るを知る(知足)」について書こうと思います。
読んだのがこちらの本↓
ブータンといえば「GNH(国民総幸福量)」という独自の概念を提唱したことで有名になりました。GNHとは、国の経済的な発展よりも、伝統的な社会や文化の保全を大切に「国民の幸せ」を第一に目指すという考え方。
この背景には仏教の価値観が関係していると言います。
第2・7・12代首相を務めたジグメ・ティンレイ氏は、本の中で次のように話しています。
ブータンでは、精神的な豊かさをもっとも大切にしているから、物質にあまりこだわらない。だから、人々は幸福を感じることができる。『足るを知る(知足)』というもっとも大事なことを会得している。
「足るを知る」とは・・・
『与えられたもの・今あるものに満足し、感謝する』
という教え
物に溢れ、競争の激しい現代において、忘れてしまいがちな考え方ではないでしょうか?私はこの考えを知った時、なんだかハッとさせられました。
何事も人と比較すると自分に足りないものに目がいってしまい、いつまでも満足できないような気がします。例えば、容姿や才能、交友関係など・・・挙げれば本当にキリがありません
一方で「自分に与えられた物・今あるもの」について考えてみる
健康な身体
住むところ
学ぶところ
働くところ
笑いあえる友達
いつもサポートしてくれる家族
・・・
考えれば考えるほど、目の前にあるもの全てが尊く思えるし、「自分はなんて恵まれているんだ」と心が満たされ、感謝の気持ちが自然と湧いてきます。
無いものばかりに目を向け不平不満を言うよりも、今あるものに目を向け感謝する
本当に大切だなと思います
そしてもう一つ本の中で印象に残っているのが
幸せは人から与えてもらうのではなく奪い取るものでもない。自分の内にそれを感じる心を育むこと
という言葉
「今あるもの」や「日々の小さなこと」に喜びを感じ、それに感謝すること
それが「足るを知る」の精神であり、「幸せを感じる心を育むこと」ではないかと思います。
自然が美しく、今も伝統的な暮らしぶりが根強く残るブータン
いつか行ってみたいな〜〜!
最後まで読んでくれてありがとうございます!それではVi ses(またね)