min dagbog

デンマークのこと、思ったこと、感じたこと。

Barcelona。

Hola!(オラ!) 今日は先日訪れたスペインについて書こうと思います。

 

来セメスターが始まる前に何日か空いていたのでどこか行きたいなと考えていた時に友達におすすめされたバルセロナ。正直スペインに対してあまり印象がなく(パエリアぐらい、、、)イタリアと似ているんだろうなという感じでした。でもまあ今の時期南の方がまだ暖かいだろうし、航空券も安いし行ってみようかな〜〜というノリでバルセロナ行きを決定しました。

 

最初に訪れたのはバルセロナ市民の台所「La Boqueria(ボケリア市場)」朝早すぎてまだ準備中のところが多かったんですが、新鮮なお魚やフルーツが次々と運ばれてきて「スペイン来たんだ〜〜」と実感がわきました。中でもおすすめなのがフルーツジュース!色んな果物の生搾りジュースが1〜2ユーロ(100円ちょっと)ほどで売られていて、これがもう本当に美味しかった、、、

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(市場正面)

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(真ん中のゴツゴツした野菜よく見かけたな〜〜アンティチョークって言うらしい)

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(スペインと言えばの生ハム!日本よりかなり安く食べられちゃう)

 

その後街を散策。細い道が沢山あって迷路のよう!しかも1本1本の道それぞれの表情が違うので歩いているだけで楽しかったです。特に「ゴシック地区」と呼ばれるエリアがお散歩にぴったり!カラフルなストリートアートを見ながら、手作りの雑貨屋さんやおしゃれなセレクトショップに立ち寄ることができます。私すごく雑貨を見るのが好きなんですが、スペインの雑貨すごくツボでした。北欧雑貨のシンプルでスタイリッシュな感じとはまた違った、カラフルでちょっと南国感のある感じ。見ていてとってもハッピーな気持ちになりました。

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(インディアン色の強いお店)

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(焼き物系の小物も多かった)

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(アイデア溢れるお店やった)

 

2日目は観光地を中心に。グエル公園と、かの有名なサグラダファミリアに!どちらもスペインを代表する建築家アントニ・ガウディの残した作品で、世界遺産にも登録されています。

グエル公園は朝早くに向かいました。カラフルなタイルの装飾された建物はまるでお菓子の家のよう!公園の周りはヤシの木やお花で囲まれていて、なんだか他の島に来たような感覚になります。目玉は丘の上から見下ろすことのできるバルセロナの眺望。朝日に包まれた景色は今でも思い出せるくらい脳裏に焼き付いています。

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(海も山もあって自然が豊か!)

そして何と言ってもサグラダファミリア。着工から100年たった今でもなお建設中なことで有名ですよね!(完成は2026年の予定だそう)街のどこからでも目につくのですが、いざ目の前にすると迫力がありました。中ももちろんすごくて、360度施されたカラフルなステンドグラスに太陽の光が差し込んで幻想的な雰囲気を作り出していました。太陽の位置や時間帯によって表情が変わるんだろうなと思うと、今見ている景色が特別に感じて、目に焼き付けようと必死になってしまいました笑

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(「荘厳」というよりもポップな雰囲気)

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(メインのオルガン)

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(ちょうど太陽差し込んで、ここのパートがすごく綺麗だった、、)

どちらもカラフルでわくわくするようなスペインの雰囲気を体現していて、とっても素敵な場所でした!私はあんまり観光地すぎると冷めてしまう質なのですが、、、それでもやっぱり行くべきと全力でおすすめできるスポットです。

 

最後にもう一つ。今回私がスペインを大好きになったのは人々の優しさ!リュックを下ろしてベンチでぼーっとしているとおじいさんが「ちゃんと抱えてないとダメよ!(スペイン語)」的なことを言ってくれたり、ホテルのお姉さんが「日本大好きなの!」と気さくに話しかけてくれたり、バスで大きなお金が使えず困っているとお姉さんが私の分まで払ってくれたり、、、その他にも分からないことがあったら親切に教えてくれたりと、みんなとても親切でした!やっぱりその国の印象を決定づけるのは最終的には人なんだなと改めて思いました。日本に帰ったら今度は私が、日本を訪れた人に「日本を好き」と思ってもらえるように行動したいなと思いました。

 

最後に休暇を楽しめて良かったです!新しいセメスターも始まったので、また気持ちを切り替えて頑張りたいと思います!最後まで読んでくれてありがとうございます☺︎ それではAdios!(アディオス!)

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(どこかの庭にいた猫。全然逃げなくて、のんびりしてて気持ち良さそうやった)

 

Living lab。

先日内閣府の方々がオープンイノベーションの調査のためデンマークへ視察にいらっしゃいました。ある企業訪問の際に同行させて頂いたので、その事について書こうと思います。

 

当企業はテクノロジーのテスト、特に福祉や介護にまつわる製品やテクノロジーの実証試験を請け負っています。

当社のユニークな点は「リビングラボ(Living Lab)」という手法を採用していること。リビングラボとは企業関係者だけでなく、実際のユーザーや市民を巻き込んで新しい技術やサービスを開発する場のこと。つまり、提供者と利用者が共創する場所のことをさします。欧州、特に北欧を中心に発展を遂げており、現在国内外から注目を集めているそう。

 当社のオフィスにも2種類のラボがあります。1つ目は利用者の住環境を再現したラボ。そこに実際のユーザーを集め実証実験を行います。2つ目は製品について議論するためのラボ。利用者からアイデアを集めたり、製品に関する意見交換を行います。

デンマークの文化や国民性を考えると、このような手法が機能している理由が分かるような気がします。まず、デンマークは「対話の文化」が根付いた社会であること。デンマーク人は自分の意見を言ったり、他人と議論することに慣れていると思います。そして立場によらない平等な意識。日本のような「お客様は神様」という意識が低いため、提供者が利用者に媚びる必要もありません。どちらが上でどちらが下というよりも、提供者は「良い製品を届けたい」利用者は「良い製品を手に入れたい」という利害関係の一致から「一緒に協力しよう!」という考えの方が大きいのではないでしょうか。

 また先方がヨーロッパ文化に関するお話をされたのですが、それもリビングラボが成功している理由につながると思いました。それは「Fail First Culture」という文化。「ヨーロッパには失敗を先んじる文化があります。失敗しなければ改善点は見つからないと思います。だから私たちは何度も実験を行うのです。」日本はどちらかというと「失敗=恥」のような意識を持つ人も多いのではないでしょうか。どちらが良い悪いという問題ではありませんが、リビングラボを成功させる上で「まずやってみよう!」という精神は重要な鍵になるのかもしれません。

 

最後にもう一つ印象的だった先方のお話を紹介したいと思います。それは世界における日本のポジションについて。「日本は超高齢者社会。そのための介護システムを開発しなければならない状況にあります。そして、高齢化社会は将来的な世界全体の課題でもあります。そのため、日本はヘルスケア部門において世界的な市場になると思います。」日本がそのような観点から見られているのかと大きな気づきを得られました。

デンマークも高齢化が問題になっています。将来的に3つに2つの自治体が財政難や人手不足に陥り介護サービスを提供できなくなると予想されており、介護技術の導入が必要とされているそう。

遠く離れた日本とデンマークですが、お互いに高齢化という課題を抱えています。日本の高い技術力と、デンマークのクリエイティビティ。この2つを組み合わせたら何か素晴らしいものが生まれるような気がします。

 

関係者の皆様貴重な機会を与えてくださりありがとうございました!それではVi ses!

5 måned。

Hej! 今日は振り返り編。5ヶ月経って思うこと。

 

今月はルームメイトやクラスメイトがデンマークを去ってしまって、なんだか胸にぽっかり穴が空いたような。彼女たちと過ごす時間がもう当たり前の日常ではなくなってしまうんだと思うと、なんだかあの日々がすでに恋しく感じます。

 

ちょうど折り返し地点である5ヶ月目。前半での生活の振り返りと、来月から新たに始まる大学生活に向けての目標について考える時期でもありました。

前半は「いろんなことをやって見よう!」という感じで、がむしゃらに過ごしてきました。たくさんの事を経験、吸収できて、充実した毎日が送れたように思います。

ただふと振り返った時に、もう少し余裕を持って過ごしてもいいのかなと思いました。のんびり過ごす時間があってもいいのかなと。もちろんまだまだやりたいことはあって、こうしたいああしたいと思うけど、そこで「やらなきゃ!」と焦るんじゃなくて、毎日その日1日、その一瞬に集中して、大切に過ごしたいと思います。

昔ある本で「人は過去を振り返って後悔し、未来にとらわれて不安になる」という言葉を目にしたことがあります。実際に生きているのは、何かできるのは「今」しかないのに。

「今できること、やりたいことは何だろう?」そういった日々の積み重ねを大切にしていきたいと思います!

 

留学生活第1章終わり!来月の新学期からまた新たな気持ちで、自分のペースで取り組んでいけたらなと思います。

最後まで読んでくれてありがとうございます!それではVi ses☺︎

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(最近ぐっと寒くなって雪も降り始めました。そんな中この日は雲ひとつない晴天で外に出ずにはいられませんでした!冷たい風も心地よくって清々しい日だったな〜〜)

デンマーク人の英語能力。

Hej! 今日はずっと書こうと思っていた「デンマーク人の英語」について書きたいと思います。

 

私がデンマーク語を専攻しているようにデンマークでは「デンマーク語」が公用語として話されていますが、それに加えほとんどの人が英語を流暢に話すことができます。「ほとんど」というのは若い人に関わらず、年配の方まで含まれるからすごいんです!

デンマーク語は語源が英語と同じこともあり、単語や文法が似ているので、私たち日本語話者と比べれば習得しやすいのかもしれませんが、それでもデンマークの人々の英語運用能力の高さにはいつも驚かされます。

老若男女話せるというのは、やはり学校教育が関係しているんだと思います。単語や文法を暗記するだけではなくより「使える英語」を学校で習っているんだと思います。それも年配の方も話せるということを考えると、今に始まったことではなくずっと昔からなされてきたのではないでしょうか。

 

さらに、デンマークのいいなと思うところは、外国人だからと言って最初から英語で話してこないところ。コンビニでもスーパーでも、まず初めはデンマーク語で話掛けてきます。外見で「外国人だから」と判断しないところが「平等な意識」の表れだと思います。そして、もう一つすごいのが「英語でお願いします。」と言ったらすぐに切り替えてくれるところデンマークにいる感覚で、分からないときは英語に切り替えてくれるのが当たり前だろうと思っていたのですが、他の国では意外とそうでもなく、、、その国の言語で通され困ったことが何度もあります。(本当に英語が話せないパターンと話そうともしてくれないパターン泣)その時デンマークの人々の英語能力の高さと優しさを改めて実感しました。

 

それぐらいみんなが英語を堪能に話せるデンマーク。「じゃあデンマーク語が話せなくてもデンマークで暮らせるんじゃない?」と考える方もいるかもしれませんが、「デンマークに住む」となるとやはり「デンマーク語を話せること」が必要になってきます。デンマーク語が話せないと仕事はなかなか見つからないし、永住権ももらえません。最近は移民を受け入れる際にも高いレベルのデンマーク語の試験を課しています。

ほとんどみんな英語を話せるけど「デンマーク語を勉強しているよ!」と言うとやっぱり喜んでくれるし、距離もぐっと近づけるような気がします。言語はその国のアイデンティティを形成している大切な要素だし、こんなに小国でも独自の言語を持っていると言うのは、デンマークの人々にとっての誇りなんじゃないでしょうか。 

 

私も英語とデンマーク語どちらも大切にしたいので、残りの留学生活、言語の習得も頑張りたいと思います!

最後まで読んでくれてありがとうございます!それではVi ses☺︎

Humbrug。

Hej! 先日ドイツのハンブルクに行って来たのでそのことについて書こうと思います。

北ドイツに位置する港町ハンブルクはドイツ第2の都市!ルームメイトの車でオーデンセから約3時間半で到着しました。

 

①Speicherstadt
こちらはハンブルクで最も有名な観光地。世界最大規模の赤レンガ倉庫です!世界遺産にも登録されているそう。運河に沿って並ぶ赤煉瓦造りの建物は、かつてヨーロッパの重要な貿易港として栄えた際に建築され、100年の歴史を誇るんだとか。

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②Rathaus
こちらはハンブルクの市庁舎!ハンブルクのランドマークと言うだけあって圧倒的な存在感。市庁舎と言うよりお城みたいに見えます。内装は白が貴重とされており、シンプルだけど洗礼されたデザイン!星のランプが可愛かったです。夜はライトアップされて、また昼とは違う表情を見せてくれます。

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ぱっと見はデンマークと似ているのですが、やっぱり違うなと思う部分も。

目に見えるものとしては物価の安さ!カフェではデンマークのコーヒー1杯の値段で一緒にケーキも食べられちゃうし、スーパーでもデンマークと同じ商品が売られているのに値段は格段に安くてびっくりしました。

雰囲気としてはデンマークよりも「お固く真面目」な感じがしました。みんなどこか険しい顔してた気がする、、、(寒かったからかな笑)聞こえてくる言語も発音がしっかりしていて「強い」印象でした。

 

今回は観光というよりもルームメイトの知り合いに会いにという感じだったので、滞在時間はわずかでしたが、街の人々を見たり、デンマークとはまた違う雰囲気を味わうことができて良かったです!

最後まで読んでくれてありがとうございます!それではVi ses☺︎

あるものに目を向ける。

Hej! 今日は最近思ったことについて。

 

年末にこの1年間について、そして4ヶ月の留学生活について振り返っていました。考え出すと「もっとこうできたなぁ」とか「なんかまだ何にも達成できてないかも、、、」とか、どんどんずーんとした気持ちになってしまいました。

 

でもちゃんと細かく振り返ってみると、小さいけどできるようになったことはたくさんあって、それを一つずつ拾っていくと「何だかんだ頑張れたかな」と少しずつ自信が湧いてきました。

その際に大切なのは、自分のレールを軸に「何ができるようになったか」「成長したことは何か」を考えること。そもそも自分と他人とはこれまでの境遇もこれから目指すものも何もかも違うから、人と比較すること自体そもそもできないわけで。自分のレールと他人のレールをいかに分けて考えられるかが自分を評価する際に大切だと思いました。

 

人間欲を言えばもっともっとってなるし「あれも足りないこれも足りない」って無い物ばかりに目がいってしまうけど、一旦今ある現状と向き合って、その中で自分が今できるようになったことや自分に今あるものに目を向けると気持ちが変わってきます。

「もっともっと」を取り去ってシンプルに考えれば

いつも支えてくれる家族がいること
日本に大好きな友達がいること
ここでたくさんの素敵な人に出会えたこと

それだけで私はなんて恵まれた環境におかせてもらっているんだろうと、何だかはっとしました。

 

無い物ばかりに目を向けてとやかくいうよりも、昨日よりも成長できたことは何かを自分のレールの上で考えたり、今の私にあるものの素晴らしさに目を向けて、そこに感謝の気持ちを持つと、日々の過ごし方も、見える世界も変わってくるんじゃないかなと思いました。

 

この気づきを大切に日々意識してこれからの留学生活、これからの人生歩みたいと思います!最後まで読んでくれてありがとうございます!それではVi ses☺︎

Venice。

Hej! 旅行記その2はイタリアのヴェネツィア!ミラノから電車で約2時間。駅を降りると目の前にさっそく運河が広がっていて、うわ〜〜と思わず走り出してしまいました笑


名所の宮殿やタワーももちろんきれいだけど、何気ない道を歩くだけで感動しました。運河に沿って並ぶ船、石造りの道、2階から干されている洗濯物、ポストからはみ出ている新聞紙、、すべてが趣深くて心をゆったりとした気持ちにさせてくれました。


また、昼と夜で表情が違ってどちらも本当にすてき!お昼は光が水面にきらきら反射して、カラフルな建物がとても映えてイタリアらしい雰囲気。夕暮れ時にはグラデーションの空にヴェネツィアの街のシルエットがだんだんと浮かび上がって、、、夜になると今度は柔らかいオレンジ色のランプが街や水面をぼんやり照らして趣のある雰囲気を生み出します。
今思うとそんな光景が全部夢だったんじゃないかと思うくらい本当に綺麗だったなぁ、、、

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まさに「水の都」と呼ぶにふさわしい街ヴェネツィア!また絶対に訪れたいと思います!

最後まで読んでくれてありがとうございます!それではVi ses☺︎