min dagbog

デンマークのこと、思ったこと、感じたこと。

Spring semester。

Hej! 2月から新たなセメスターが始まり、授業もメンバーも新しくなりました。今回は私のとっている授業について書こうと思います。

 

現在4つの授業を受講しています。

*The Scandinavian Welfare Society
*Anti-migrant trend in Scandinavia
*Language and Culture
*Language Variation and Change

前半2つは前期も受講していたScandinavian Area Studiesというコースから選択しました。後半2つは言語系の授業を。専門ではありませんが、個人的に言語にも興味があったので選択しました。

特にこれから面白くなりそう!と思ったのが「Anti-migrant trend in Scandinavia」という授業。「移民」が授業のトピックにとして取り上げられるのはデンマークというか、ヨーロッパならではだなと思います。移民に関していうと、日本にいる頃はニュースで少し聞く程度で、あまり身近に感じませんでした。でも、デンマークにきてからはぐっと身近に感じます。生活していて実際に移民の方々を目にすることもあるし、ニュースはもちろん、友達同士の会話でも話題に上がることがあるからです。

先日の授業では「移民をどの程度その社会に同化させるか?」という事について話し合いました。ここからは私の意見。デンマークにはデンマーク独自の言語、文化があって、移民といえどもデンマーク国民になるからには、それらを受容する必要があると思います。

しかし、彼ら自身のアデンティティを否定しても良いのでしょうか?
例えば、イスラム教徒の女性が着用している「ニカブ」や「ブルカ」と呼ばれる顔全体を完全に覆うベールを法律で禁止しました。(フランスやベルギーなどの国でも同様だそう)また、移民がデンマーク市民として認められる際の式典で、市長と握手することが法律で義務付けられました。しかし、イスラム教徒の女性は宗教上の理由から血縁関係のない異性と触れることが出来ません。実質彼女たちが市民になる際の障壁となっている訳です。

確かに「郷に入れば郷に従え」とも言いますが、、、
移民のアイデンティティを取り去って、デンマーク文化を強制するよりも、移民が自分たちのアイデンティティを保ちつつ、デンマーク文化も取り入れる方が、お互いハッピーな気がします。

私はまだまだ移民の関する知識も乏しいし、デンマークに来てまだ浅いので色々と言える立場ではありませんが、現時点では以上のように思います。

この話題に関してはこれからも随時取り上げていけたらなと考えています。

 

 授業は1コマ3〜4時間と日本に比べてかなり長いです。しかし、どの授業もグループワークやディスカッションが中心で進むので、あっという間に感じます。ディスカッションの議題も答えが1つのものよりも「答えがない」「正解がない」トピックが多く扱われます。答えのない問題について「どう自分は思うか」考え、それを人に伝えるのって実はすごく難しいんだなあと思う今日この頃です、、、

 

最後まで読んでくれてありがとうございます☺︎ それではVi ses!