「世界一幸せな」国?
Hej!
現在働いているボランティア施設にゲストで来ていたデンマーク人の方と話した時のこと。
▼ボランティアについてmit-frugtbare-liv.hatenablog.com
「なんでここに来たんですか?」
「もう仕事に疲れてしまって、、、少し休憩が必要だと思ったから。」
「私のイメージではデンマーク人は自分の好きな仕事をしていると思っていました。転職しやすい環境も整っているんだと。」
「最近は嫌でも我慢して仕事を続ける人が多いと思う。だんだん新しい仕事を見つけにくくなっているから。私はもう我慢できなくなってやめてしまったけど、、、新しい仕事が早く見つかるよう祈るわ。」
授業で習ったデンマークの『フレキシキュリティ政策』
解雇しやすい柔軟な労働市場;手厚い失業手当;充実した職業訓練
「だから仕事が自分に合っていないと思ったらやめて、自分に合った仕事を見つけられる=仕事の満足度が高いのか、よくできたシステムだなあ」と思っていましたが、実際にうまく機能しているかどうかはまた別なのか、、、
また他のゲストの方と話した時のこと。
「なんでデンマークに来ようと思ったの?」
「デンマークの文化、特に福祉制度や教育に興味があったからです。私が高校生の頃に『デンマークが世界一幸せな国』だと聞いて来てみたいと思いました。」
「来てみて今も本当にそう思う?」
「少なくとも私には、日本に比べると人々がもっとリラックスしていて、人生を楽しんでいるような印象を受けます。」
「確かに田舎はそうかもしれないけど都会はどうかな?日本でも田舎の人はリラックスしてるし、都会の人は忙しいんじゃない?それはデンマークも同じだと思う。」
あれ?思ってた反応と違う、、、確かに今までも「世界一幸せな国」というワードが出ても「そうそう、私たち世界一幸せなの!」と賛同されることは少なかったような、それよりも「って言われてるけどね、、、」という反応をされる方が多いように感じます。
だからといって「=幸せじゃない」と意味でもなく。ただそういったランキングに固執するのではなく、もっと客観的に自己の幸せについて考えているのではないかなあと思います。
外からみたデンマークのイメージ
充実した社会福祉、教育費・医療費無料!
世界一幸せな国!
これだけ見ると「ユートピア」みたいですが、
実際に人々がそのシステムに満足しているか
何をもって幸せを感じているか
はまた別もので。当たり前のことだけど改めてはっと気付かされました。
最後まで読んでくれてありがとうございます!それではVi ses☺︎
(すぐ近くにこんな自然が広がっていて、朝と夕方、晴れた日と雨の上がった後、様々に表情を変えて。いつでもとっても綺麗です)