min dagbog

デンマークのこと、思ったこと、感じたこと。

日本とデンマーク、価値観の違い。

Hej! 今日は私の思う「日本とデンマークの価値観の違い」について書こうと思います。

 

両国の特徴をキーワードで表すと

日本:集団・均一・我慢・忍耐・競争 デンマーク:個人・個性・自由・非競争

というのが浮かびます。

日本では「みんなと同じ」が良しとされるけど、デンマークではみんな違うのが当たり前で、むしろ「みんなと違う方がかっこいい」みたいな感じ。また、日本は「頑張る事」が美徳で、粘り強く頑張って1番を目指そう!という感じだけど、デンマークは頑張らなくても、自分の出来る範囲で。好きなことをやる方が大切だから、合わなかったらやめればいいという感じ。

 

また、特にデンマーク人が価値を置いているのは「個人」だと思います。教育にも、仕事にも、生き方にも、全てにおいて「個人」が重視されていると思います。

例えば、日本では会社の社長やお金持ちの人など、社会的に地位の高い人=幸せという共通意識がどこかにあると思います。一方デンマークでは必ずしもそうはみられないような気がします。もしその社長が嫌々仕事をしているのならそれは幸せとはみなされず、むしろ給料が低い肉体労働をしている人でも、その人は身体を動かすのが好きで、その仕事を心から楽しんでいるのなら、その人の方が幸せとみなされるような気がします。「個人として幸せかどうか?」個人として自立している事が大切にされているのでは。

つまり、社会的な地位、世間、外からの視点からではなく、個人という内からの視点がものさしになっていると思います。

先ほど挙げた教育においても、一人ひとりの学習計画があり、テストも他人と競争するためではなく、自分のレベルを確認するためにあります。大学の授業も出席を取りません。ある教授は来たければくればいいし、授業よりも大切な用があるならそっちを優先すれば良い。個人の判断に任せると言っていました。

仕事においても、フレキシブルタイムが導入されているところが多いので、お父さんが子供のお迎えのために3時に帰って、その代わり翌朝早く出勤するというのも可能だそう。周りではなく個人の都合に合わせられる仕組みが成り立っています。

 

実は「個人として自立する」ってすごく難しい事だと思います。「自分がどうしたいのか?何をしたいのか?今どうするべきか?」常に自分で考えて行動しなければならないからです。一見すごく「自由」で良く見えるけど、同時に「自己責任」の多く伴うことでもあります。

 

国民の大半が「個人」に価値を置いて、そんな人たちで成り立っている社会って、、、すごい国だなあとつくづく感じます。そんな私はまさに今個人として自立することに奮闘中です。

 

あくまでも半年デンマークで生活した私の思う一意見なので、もっと他の見方もあるのかも知れませんが、記録として残しておこうと思います。

最後まで読んでくれてありがとうございます!それではVi ses!