min dagbog

デンマークのこと、思ったこと、感じたこと。

「伝わる」英語。

Hej! 今日は英語について書こうと思います。

 

先日授業内でプレゼンテーションをする機会がありました。日本でも今まで数えるほどしかプレゼンした経験がなく、まして英語でするんか〜〜と少し不安に思っていましたが、、、教科書を何度も読んで、友達と協力してパワーポイントを作り、しっかり準備して当日に臨みました。

 

思ったより緊張もせず、私的にはうまく出来たな〜〜と思っていたのですが、私達のプレゼンに対する教授のコメントは「君たちは発音をもっと練習した方がいい。図書館で生徒向けに無料の英語講座が開かれているから行った方がいいよ。」というものでした。内容ならまだしも、英語自体を指摘されるなんて、、、

 

この経験から「発音」って大切なんだなと痛感しました。いくら難しい単語を知っていても、複雑な分構造を理解していても、それをいざ使うとなった時に、伝わらなければ何も意味がないんだと。

振り返ると今まで「発音」や「スピーキング」に特別集中して練習した覚えがありません。学校教育における英語の授業といえば、文法事項や読解が中心で「会話」に特化した授業はなかったと思います。あとは独学で海外ドラマや映画を見て、英語の音に慣れるよう心がけてはいたものの、声に出して発音を意識することはありませんでした。

 

ちょうど先日デンマーク人の子と英語教育について話していた時のこと。

デンマークでは『英語が話せる=英語ができる』とみなされるの。いくらペーパーテストで点数がよくても話せなければ意味がないもの。」

私が「なんでみんなそんなに英語が上手なの?」と聞くと

「授業でたくさん英語を『使う』機会があったからだと思う。英語でのプレゼンテーションやディスカッションもたくさんしたよ。」と言っていました。

本当にその通りだと思います。日本の教育における評価の中心はペーパーテストのみ。学校では点数がいい=勉強ができる、だから英語のテストの点数が良ければ英語ができるとみなされます。

でも本当に使えないと、そして伝わらないと何にも意味がない、、、

 

義務教育の6年間、その後の中高6年間で、「難しい単語や複雑な分構造を理解できるようになりました!」よりも、「日常会話レベル、もしくはそれ以上に英語が話せるようになりました!」の方が実生活においてはよっぽど価値があるのではないでしょうか。

留学に来てから英語の壁にぶち当たらなくても、大人になってから高いお金をかけて英会話スクールに通わなくても、みんなが通る学校教育の段階でもっと使える英語を身につけられるように出来ないものか、、、やはりもっと会話の授業を、いわゆる「英語」の授業とは別に設けて、英語を「使う」機会を増す必要があると思います。

日本人にとってもっと英語が身近で手軽なものになるように。日本人が英語に対してもっと自信が持てるように。私よりも後の世代に、私と同じような壁にぶち当たって欲しくないなあと思います。

 

その授業は結局アメリカから来た留学生の子が「あなた達のプレゼン、アメイジングだったわよ。」と言ってくれ、みんなからの温かい拍手の中終わったのですが、、、(みんなスーパーいい人たち泣)「伝わる英語」の大切さに気付かされる貴重な経験となりました!

最後まで読んでくれてありがとうございます☺︎ それではVi ses!