min dagbog

デンマークのこと、思ったこと、感じたこと。

出発。

こんにちは!

 

いよいよ明日デンマークに向けて出発します!留学が決まってから今日まで強く感じたことがあるので書いておこうと思います。

 

この1、2ヶ月人生の中で1番さみしがられたんじゃないかな〜〜と思います!笑 なんというか、「さみしい」の感情が一点集中で私に向かってくるみたいな感覚でした。そんな周囲の反応が予想外で、正直最初は戸惑いました。でも、この経験を通じて分かったことが2つあります。

 

1つ目は、留学って1人だけの問題じゃないんだなということです。それに気づいたのは友達の「残される側も辛いんよ!」という言葉を聞いた時です。たしかに相手の立場に立って考えたら、、、もし反対の立場だったら、、、すごいさみしいだろうな〜〜と思いました。こんな私でも他の人の人生に何かしらの関わりと影響を与えることができたのかも!と思うと自信が湧いてきます。また、周囲の協力あってこの留学が実現したことも「一人の問題じゃない」と感じた大きな要因です。特に家族には本当にたくさんサポートしてもらいました。金銭面はもちろん、精神的にも支えてもらいました。途中で申し訳なく感じてしまうこともありましたが、逆にそれ自体が申し訳ないことだと思います。今はそんな家族に感謝して、来年しっかり成長した姿を見せることが恩返しになると思っています。このように私個人の決定は私だけの問題ではなくて、周りの人の問題でもあるということを学ばせてもらいました。

 

2つ目は、私って周りからこんな風に思われてたんだ!と気付かされたことです。普段の私は他の人からどう思われているかあまり気にするタイプではありません。他人から「よく思われたい、嫌われたくない」というよりも、私の場合は逆に「どう思われているか知るのが怖いから気にしない」という感じでしょうか。それを知ったときに、なりたい自分と違うのが怖いからなのかもしれません、、、。でも今回手紙を頂いたり、別れの言葉をかけていただく中で、その人にとって自分がどんな存在だったのか、その人が自分のことをどう思っているのか嫌でも知ることになりました。しかしいざその事実に向き合ってみると、自分を客観視して、自分でも知らなかった自分を知ることができました。周囲の目を気にしたり避けたりするよりも、それを堂々と受け入れるということ。もしそれが自分の予想とは違っていても落ち込むことは全くなくて、むしろ新たな自分に出会えた!と思うこと。そういった新しい考え方を学ばせてもらいました。

 

大学から全く新しい環境で1からのスタートでしたが、振り返るとたくさんの人と出会って、今こうしてさみしいと言ってくれる人ができたなんて、「よくやった自分!」と褒めてあげたいです。ここで出来たからきっとデンマークでも大丈夫!と思うことができます。

 

とにかく今日まで関わってきた全ての人に、いつも全力でサポートしてくれる家族に、感謝の気持ちでいっぱいです!本当にありがとうございました!!!!

 

それではいってきます!Vi ses(またね)☺︎

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関西国際空港のスカイデッキから!ここからたくさんの人が世界に羽ばたいてるんだな〜〜明日は我が身、、、)

目的と目標。

こんにちは!

 

留学まで残り1ヶ月を切りました!今は不安と期待と、やっぱり不安を感じる毎日です、、、

 

今回はこの留学での目的目標を記しておきたいと思います。目的と目標の違いですが、目的は自分が成し遂げたい大きなゴール。目標は目的に達するためにどうすればいいのかという指針のようなもの。

 

①語学力の上達

デンマーク公用語デンマーク語ですが、多くの人は英語も流暢に話すことができます。以前デンマークの高校生達と交流する機会があったのですが、彼らの英語の堪能さには驚かされました。

大学での授業は英語で行われるため、日常生活では英語を使う機会の方が多くなると思います。私の今の英語力は、まだまだ自信をもてるレベルではありません。リスニングやライティングはもちろんですがとにかくスピーキング能力をつけたいです!それは「どれだけ話すか」にかかっていると思うので、どんどん自分から英語を使って人とコミュニケーションを取るよう心がけていきたいです!

さらに、デンマーク語もしっかり勉強したいと思っています。デンマークでは自治体が運営するデンマーク語学校があり、その地域に住む外国人は無料で通うことができます。また、学校だけでなく外部でも積極的にデンマークの人々と交流してデンマーク語を使っていきたいです!

<目標>

英語→日常会話+学校など公的な場でも通用するレベル

デンマーク語→日常会話レベル

そうなる為に、、、とにかく「使う」!!!

 

デンマークを体験する

せっかくデンマークに留学しているのでデンマークでしか体験できないようなことをたくさんしたいです!私はデンマークの教育に興味があるので実際の教育機関を訪問し、実際の現場を見学しようと思っています。また、日常生活でもできるだけ多くデンマークを感じるためにもなるべく外へ出て、人々と交流したり、見聞きしたり、肌で感じたり、、、とにかくたくさんのことを吸収したいです!

<目標>

いっぱい外に出る!!!

 

③自発的に行動する

①、②どちらも「受け身」の姿勢では達成できないことだと思います。待っていても何も始まらないし、行動しなければ何も生まれません。この留学を自分にとって意味のあるものにできるかどうか、自分の満足できる結果になるかどうかは全て自分の「行動力」にかかっていると思います。人生常にこの姿勢でうまくいくかと言われればそうではないかもしれませんが、今回の留学に関しては「迷ったらGO!」の精神を常に持って過ごします。

<目標>

「受け身」ではなく「自発的」に→「迷ったらGO!」

 

➃本当に自立し、自分で考え行動できる人間になる

現在私は一人暮らしをしていますが、それでも本当に自立しているとは言えません。金銭面はもちろん、精神的にもです。今の私がすべきことは大学へ行き、バイトをする。このルーティーンに慣れた私は、日々自分が何をすべきか?自分に問うこともありません。そして何か困ったことが起きれば親や周りに頼ってしまいます。つまり「自分で考えて行動する」という力が弱いのだと自覚しています。海外に身をおくことはこのような力をつける上で絶好のチャンスだと思うので、この姿勢を意識して行動しようと思います。

<目標>

常に自分が何をすべきか問う。困った時でも落ち着いて自分でどうするべきか考え行動する。

 

以上が私の目的と目標ですが、加えて、自分としっかり向き合って将来についてもじっくり考えたいと思います。今までの人生、本当に自分が何をしたいのか?自分に向き合う時間がないままここまで来てしまいました。なのでこの10ヶ月はそういった時間にもあてようと思います。

やるときはやるけど楽しむときは楽しむ!メリハリをつけて有意義な時間を過ごしたいです。そのためにはここで書いた目的と目標を見失わないことが大切だと思います。先ほども言いましたが「自分として」満足できる結果にできるかどうか。それが全てだと思います。残り1ヶ月を切った今、目的と目標を自分の中でしっかりと再確認しながら、できる準備をしっかりして出発の日を迎えたいと思います!

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(去年デンマークの街中でたまたま見つけた通り、国旗がとってもかわいくてお気に入りの写真です。)

 

 

デンマークとの出会い。

こんにちは☺︎

 

私は現在大学でデンマーク語を勉強しており、2018年9月から約10ヶ月デンマークに留学します。本ブログでは留学に役立つ情報や現地での生活のことなどを紹介していきたいと思います。デンマークってこんな国なんだ!と一人でも多くの人に知ってもらえたら嬉しいです。

 

まだ出国前なのですが、今回は私とデンマークとの出会いについて紹介したいと思います。まず、「何でデンマーク?」と思われる方もいると思います。私自身もよく問われますし、デンマーク人にも必ず聞かれます。

 

きっかけは高校生の頃。当時通っていた高校が厳しく、大学受験に力を入れていたので毎日課題やテスト勉強に追われ、常にプレッシャーとストレスを感じていました。そして、数字だけで評価、ランク付けされる「他者との競争」による教育制度に疑問を抱いていました。そんな中、進路決定のためにぼんやり見ていた大学紹介のパンフレット。その中にあった「デンマーク語専攻」の文字にふと目が止まりました。「世界一幸福な国」(2016年当時)という言葉と、デンマークの自然を切り取った写真に引き込まれました。胸がざわざわしてすぐにネットで検索しました。すると「デンマークにはテストがない」(現在は高学年のみテストがあります)「他人との競争ではなく自己との競争で成長させる」「学力よりも人間性を育む教育」など、私の心のモヤモヤを一気に晴らすような言葉が次々に出てきました。まさに私の求めている答えがこの国にあるような気がしました。その日から絶対にデンマークに行く!と決めて勉強しました。

 

ある時、ある人から「そんなマイナー言語を学んで何になるんだ。」「将来何の役にも立たない」と言われました。今まで自分のしてきたこと、一緒に学んでいる仲間達、教えて下さる先生方など全てを否定されたような気がして、とてもショックを受け、落ち込みました。確かに世間一般的にみるとそういう見方をされても仕方がないのかもしれません。でも今は当時の選択は間違ってなかったと胸を張って言えます。なぜなら、デンマーク語を通じてデンマークの人々と交流する機会を持てたこと、そして彼らの考え方から学んだことは、これから一生私の人生の財産であり続けるからです。また、未知の言語を使って会話ができた時は言葉にはできない喜びがあります。デンマーク語に触れて、私の人生は以前よりも大きく、そして豊かになったと思います。

 

去年の夏に友人と旅行でデンマークを訪れました。ずっと夢見ていた念願のデンマーク。大満足で帰国後、家族や友人に「どこが一番良かった?」「何が一番美味しかった?」と聞かれ、なぜかはっきりと答えることができませんでした。正直言って、かの有名な人魚姫の像はしょぼかったし(デンマークの皆さんごめんなさい)、一番美味しかったのはセブンイレブンのクロワッサン(コペンハーゲン駅構内にあるほどポピュラー!)、、、笑 じゃあ何が良かったんだろうと思い返して出た答え、それは『雰囲気』です。日本でよく表現されるほっこりしたポップな「北欧」よりも、もっと洗練されたシックでシンプルな感じ。また、街並みや人々から醸し出され、作り上げられている雰囲気。昼間からカフェでおしゃべりする人、街中で歌っている人、川のほとりでのんびりしている人。電車で窓から綺麗な夕日が見えた時、手を取り合い寄り添う老夫婦を見たときはこっちまで本当に幸せな気持ちになりました。さらに、目が合うとほとんどの人がほほ笑み返してくれます。いい意味でみんな『余裕』があるのだと思います。大切な人との時間を楽しむ「余裕」、他人のことを気にかけることのできる「余裕」、「人生を楽しむ余裕」。それがデンマークの魅力だと思います。

 

デンマークには「Hygge」という言葉があります。デンマーク語で「人と人とのふれあいから生まれる、温かな居心地の良い雰囲気」という意味の、他の国の言葉では置き換えられないデンマーク独自の表現。私が感じた「雰囲気」もこの「Hygge」だったのかもしれません。

 

長々と書きましたが、私のデンマークに対する思いが少しでも伝わると嬉しいです。

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デンマークの町並みを一望できるChristiansborg城)

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デンマークを代表する港Nyhavn)