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デンマークのこと、思ったこと、感じたこと。

noteに移行します。

こんにちは!

 

この度noteに移行することにしました。

今後もデンマークの文化や教育について、日々思ったことや感じたことを発信していきたいと思います。

どうぞ宜しくお願いします。

 

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それではVi ses(またね)!

心のつながり。

こんにちは!

今日は記録として今の気持ちを残しておこうと思います

 

今は一人一人が毎日不安や恐怖を感じ

不自由な生活を強いられていると思います

 

そして命を救う為に最前線で働いていらっしゃる人

スーパーやドラッグストアなどライフラインを供給するために働いていらっしゃる人

多くの方々がギリギリの状態で闘っている中、

 

私は自宅待機という環境の下、日々を過ごし

幸運にも自分と向き合う時間、考える時間を与えられています

 

こんな世界が大変な状況の中、私の悩みなどちっぽけだと思いますが

進路選択のフェーズで頭を抱えることも多いです

 

自分はどう生きたいのか

その為にはどの進路を選ぶべきなのか

本当にその道でいいのか

 

今までは自分で意思決定しなくちゃとか

誰かに相談するのはかっこ悪いと思ってたけど

どうしても誰かと話したくて家族や友達と話しているうちに

たくさんの勇気とアイデアをもらうことができました

 

真剣に話を聞いてくれて、自分なりの意見をしっかりとぶつけてくれる

そして「どんな選択をしたとしてもあなたなら大丈夫、応援してるよ」と言ってくれる

 

その心遣いと気持ちが本当に嬉しくて、支えになって

感謝の気持ちで胸がいっぱいになります

その人たちの存在がいかに尊いか、日々感じます

 

物質的には離れていて、そんな大好きなみんなとも会えないけど

心のつながりは以前にも増しているような気がします

 

また「日常」が戻った時

それが当たり前じゃないんだということをしっかり心に刻んで

今のこの感謝の気持ちを伝えたい、もっと恩返ししたいなと思います

 

一刻も早い収束を願って。

「足るを知る。」

Hej(デンマーク語でこんにちは)!

今回も最近読んだ本から学んだ、「足るを知る(知足)」について書こうと思います。

 

読んだのがこちらの本↓

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ブータンといえば「GNH(国民総幸福量)」という独自の概念を提唱したことで有名になりました。GNHとは、国の経済的な発展よりも、伝統的な社会や文化の保全を大切に「国民の幸せ」を第一に目指すという考え方。

この背景には仏教の価値観が関係していると言います。


第2・7・12代首相を務めたジグメ・ティンレイ氏は、本の中で次のように話しています。

ブータンでは、精神的な豊かさをもっとも大切にしているから、物質にあまりこだわらない。だから、人々は幸福を感じることができる。『足るを知る(知足)』というもっとも大事なことを会得している

 

「足るを知る」とは・・・

『与えられたもの・今あるものに満足し、感謝する』

という教え

 

物に溢れ、競争の激しい現代において、忘れてしまいがちな考え方ではないでしょうか?私はこの考えを知った時、なんだかハッとさせられました。

 

何事も人と比較すると自分に足りないものに目がいってしまい、いつまでも満足できないような気がします。例えば、容姿や才能、交友関係など・・・挙げれば本当にキリがありません

一方で「自分に与えられた物・今あるもの」について考えてみる

健康な身体
住むところ
学ぶところ
働くところ
笑いあえる友達
いつもサポートしてくれる家族
・・・

考えれば考えるほど、目の前にあるもの全てが尊く思えるし、「自分はなんて恵まれているんだ」と心が満たされ、感謝の気持ちが自然と湧いてきます。

 

無いものばかりに目を向け不平不満を言うよりも、今あるものに目を向け感謝する

本当に大切だなと思います

 

そしてもう一つ本の中で印象に残っているのが

幸せは人から与えてもらうのではなく奪い取るものでもない。自分の内にそれを感じる心を育むこと

という言葉

 

「今あるもの」や「日々の小さなこと」に喜びを感じ、それに感謝すること

それが「足るを知る」の精神であり、「幸せを感じる心を育むこと」ではないかと思います。 

 

 

自然が美しく、今も伝統的な暮らしぶりが根強く残るブータン
いつか行ってみたいな〜〜!

最後まで読んでくれてありがとうございます!それではVi ses(またね)

「私は私のままで生きることにした。」

こんにちは!

帰国以来久しぶりの更新になります。日本にいても、自分の考えを発信したいと思いブログを再開することにしました!これからまたよろしくお願いします☺︎

 

 

早速ですが、今日は最近読んだ本から学んだことについて書こうと思います。

韓国出身の作家・イラストレーター、キム・スヒョンさんの「私は私のままで生きることにした」

韓国で70万部を突破し、ベストセラーとなりました。

日本同様、またはそれ以上に激しい競争社会の韓国で、周りの視線に苛まれながらも自分らしさを模索するキムさん

そんな彼女のたどり着いた「自分を大切に生きる方法」

優しくも力強い言葉の数々は、読者の背中をそっと押してくれます。

 

そんな中一番心に残っているのが

人生に完璧な答案はないけど、
どのように答えを出すにしても、自分で責任を負えるなら
あなたの選択はすべて正しい。

 私はこの言葉を読んだ時、身体中に勇気が湧いてきました。

 

ー「人生は選択の連続」

よく聞く言葉だけど、本当にその通り。

・・・

何時に起きるか?何を食べるか?何を着るか?
どの学校に行って何を学ぶのか?
どんな友達と付き合うのか?
どこで働くのか?
どんな生き方をするのか?

・・・ 

小さなものから大きなものまで、私たちは毎日数え切れないほどの「選択」をしています。

そして「人生はこの一つ一つの選択によって成り立っている」と言っても過言ではないと思います。

 

そんな中、

ー「どの選択が正しいか?」

誰も教えてくれないし、実際誰にも分からない

最近の私は「どの選択をしたら良いのか?」「選ぼうとしている道は果たして正しいのか?」考え込むことが多くありました。

 

そんな時、キムさんのこの言葉に出会いました。

「そっか。どんな選択でも、最初から最後まで自分で責任を取れるなら、それは自分にとって正しく意味のある選択なんだ」

 

自分を信じて自分で選択する
選択した道を信じて、一生懸命取り組む
そして良くても悪くても、その結果に自分で責任をもつ

この一連の経験が更なる自信となって、次の選択をする糧となる


自分で人生を切り開く
自分らしい人生ってこういうことか・・・

ズドンと腹落ちする感覚がありました。

 

今の私にまず必要なのは、

圧倒的に自分を信じること
自分の選んだ道を信じきること

 

 

今日は「私は私らしく生きることにした」という本を元に書きました。読む人によって心に響くところはきっと違うはず!イラストもとってもかわいいのでぜひ読んでみて下さい〜〜

最後まで読んでくれてありがとうございます!それではVi ses(またね)

1 år * 留学を終えて思うこと。

Hej!

先日約1年のデンマーク生活を終え、日本に帰国しました。

まだ数日しか経っていないのに、既にデンマークにいたのが夢のよう、、、

今回は留学を終えた今の気持ちを書こうと思います。

 

帰国数日前、最後のボランティア先を後にし、

もう一度留学先であったオーデンセへ立ち寄りました。

 

一年前始めてオーデンセの駅に降りたった時の気持ち

緊張とワクワクの入り混じった気持ちを今でも鮮明に覚えています。

そして2ヶ月ぶりに改めてオーデンセの駅に降り立った私

実家に帰って来たようなほっとした気持ちを覚えていました。

 

それだけ時が経ったんだなあと感じさせられる瞬間でした。

 

2ヶ月でもオーデンセの街は少し変わっていて、

同じように1年で私もうんと変わりました。

 

顔が一回り大きくなったのは置いておいて、、、笑

何よりも一番変わったのは『考え方』

物事、そして自分自身の良い面に目を向けられるようになったことです。

失敗」を「成長の素」と
短所」を「個性」と考える。

ネガティブ ”を頭のフィルターを通して” ポジティブ ”に!

そう考える方が自分自身ハッピーな気持ちで居られると気付いたからです。

 

それに気が付けたのは

デンマークという国のあり方

デンマーク人の価値観、ライフスタイル

そしてたくさんの素敵な人たちとの出会い

その全てが今の私、

『自分の事が大好きだと胸を張って言える私』を作ってくれました。

感謝の気持ちでいっぱいです。

本当にありがとうございました!!!

 

そして、これから。

初めはすごく高いと思っていた「留学」というハードル。

でも毎日地道に練習して、何度も挑戦するうちに、

気がついたら越えることができていました。

今度はそれが基準となって、もっともっと高いハードルへ。

次のハードルを目指さず、ずっと同じハードルを飛び続けるという選択肢ももちろんあると思います。そのほうが楽かもしれない。

でも前よりも高いハードルを超えられた時の達成感は何にも代え難く、

それが私の喜びであり、私の生き方なのだと思います。

 

「自分らしさってなんだろう?」

今までずっと考えていた答えが最近やっと見えてきたように思います。

自分が「やりたい!」と思ったことを貫いて、信じてやり続ける

そうするうちに「自分らしく」居られるように、

そして「自分らしい人生」を切り開いていくことができるのではないでしょうか。

 

『自分らしく生きる』

これが今後の私のテーマ。留学を経てたどり着いた答えです。

 

留学が終わっても私の人生は続きます。

むしろ留学が終わった今、ここからが本当のスタートだと思います。

これからも私らしく楽しんで、高いハードルを目指し続けます!

 

最後にもう一度、

デンマークでお世話になったみなさん

そして金銭的にも精神的にもたくさんサポートしてくれた家族のみんな

私一人の力ではこの1年間やり切ることは出来なかったと思います。

ほんとうに本当にありがとうございました!!!

 

今後も本ブログ、そして『Norr』という北欧メディアのメンバーとしてデンマークや北欧の情報について発信していきますので、読んで頂けるとうれしいです!どうぞよろしくお願いします!!

norr.jp

それではVi ses☺︎

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(ニューハウンを初めて生で見たのは留学前に旅行でデンマークを訪れた2年前。高校生から目標にしていた「デンマークへの留学」を改めて確信しました。

始まりの場所で留学最後を締めることができて良かったです!

『将来今よりも成長してこの場所に戻ってくる!』それが今の目標です)

Efterskole(エフタスコーレ)。

Hej! 今日は次のボランティア先であるEfterskole(エフタスコーレ)について書こうと思います。

 

Efterskole(エフタスコーレ)とは?

日本には馴染みのない「エフタスコーレ」デンマーク独自の学校なんです!

デンマークではほとんどの子供達が、義務教育にあたる0年生から9年生(10年生)までFolkeskole(フォルケスコーレ)に通います。

そのうち14歳から18歳の時1〜3年間をこのエフタスコーレに置き換えることができます。現在デンマーク国内に約240校が存在し、総勢28500人もの生徒が通っています。

(ちなみにフォルケスコーレのほとんどは公立で授業料無料、一方のエフタスコーレは私立で授業料がかかります)

 

そんなエフタスコーレの特徴をもう少し詳しく解説していきます!

その1:親元を離れ「学校」で生活

一般の学校との大きな違いは寄宿制であること。仲間たちと一緒に学び、そして寝食を共にします。多くの生徒にとって親元を離れ暮らすのは初めての体験。中には「親からの自立」を目的に来る生徒も。

ちなみにデンマークでは18歳以上の学生を対象に国から月々の生活援助をもらうことができます。その為多くの学生が高校生から一人暮らしを始めるそう。エフタスコーレでの共同生活はその前の練習期間にもなっているのかもしれません。

  

その2:「好き」を見つける科目

エフタスコーレでは一般科目の他に、音楽・スポーツ・アートなどの選択科目が設けられています。各学校それぞれ特色のある選択科目を設けており、生徒が学校を選ぶ基準にもなっています。私のボランティア先の学校では、アフリカなど国外へのスタディツアーが人気だそう。

高校進学を前に今後の進路に悩む生徒も。エフタスコーレはそんな生徒の「好きなこと」「得意なこと」を見つける手助けをする役割を担っています。

 

その3:勉強+自己成長

エフタスコーレでは勉強だけでなく、生徒一人ひとりの自己成長も大切にされています。

なぜ生徒らはお金を払ってまで、卒業を伸ばしてまでエフタスコーレに来るのか?

それは普通の学校ではできない「特別な体験」を求めているからはないでしょうか。新たな仲間との出会いや共同生活を通して自己を見つめ直し「人として成長する」こと。実際に学校の中で働いていると、そんな生徒たちの期待感、そして先生達から子供達への思いが伝わってきます。

 

私はこのエフタスコーレがデンマーク教育の真髄なのではないかと思います。

教育段階が一本道ではなく、他にも選択肢が与えられているということ。

「自分探し」を国全体でサポートする仕組み。

そして何よりも「人間性を育むこと」を目的としていること。

政府の「学力向上」の流れを受けながらも、1851年に誕生して以来150年間、このエフタスコーレが現在まで受け継がれているのは、「人間教育」がデンマークの誇るべき文化の一部になっているからではないでしょうか。

 

これを読んでエフタスコーレについて少しでも知ってもらえたら幸いです!これからさらに現場の様子など紹介していきたいと思います。

最後まで読んでくれてありがとうございます!それではVi ses☺︎

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ユトランド半島の北端に位置するHorne。首都コペンハーゲンからバスと電車で約6時間!かなりの田舎ですが、近くにビーチがあったりと自然豊かで美しい街です)f:id:mit_frugtbare_liv:20190813043838j:plain
(デザイン性に溢れた教室。椅子は生徒らがペイントを施したそう)f:id:mit_frugtbare_liv:20190813043408j:plain
(こちらはランチ。「Boller i Kurry」というデンマーク料理。ご飯にミートボール、その上に甘いココナッツ味のカレーとレーズンをのせて頂きます。「ご飯に甘いカレー?」と思うかもしれませんが、一度食べたらやみつきに!)

 

参考
Efterskolerne

Stensbækでのボランティアを終えて。

Hej! 先日Stensbækでの1ヶ月間のボランティアが終了しました。振り返るとあっという間にも感じるし、ずいぶん長い間滞在していたようにも感じます。

 

初めはデンマークの文化をもっと知りたいという目的のため選んだボランティア。あくまでも留学生活のメインである大学生活は終わり、ボランティアは「おまけ」という気持ちでした。

しかしここでの生活を通して、その目的以上のことを本当にたくさん学ばせてもらいました。価値観や人生観がさらに変わったし、人間として大きく成長できたと思います。

 

どう人と向き合うか、そしてどう自分と向き合うか

そのためのヒントをたくさん教えてもらいました。

「一人ひとりが素晴らしい人間だ」「あなたは素晴らしい」とよくみんな口にしていました。相手のことを認められる「強さ」があるからこそ、自分のことも認められるのだと思います。

ボランティアメンバーは一人ひとり個性的でみんな違うけど、みんな優しさと愛に溢れていました。

 

今まで人間関係において「どこかうまく踏み込めないなあ」と感じることがありました。それは私が相手と距離をとったり、無理して自分を作っていたからだと思います。

でも今回共同生活を通して、常にコミュニティの中に身を置くことで「距離を置けない状況」にあり、それが私にとってはコンフォートゾーンを破るという点で良かったんだと思います。そして日々のみんなの振る舞いや私にかけてくれる言葉から「ありのままの私でいいんだ」ということを潜在的に思わせてくれました。無理をして自分を作らなくたって思いやりと誠実さを持って相手に接すれば、相手も同じように接してくれる、深い関係を結べるんだと気付かされました。

 

ここでの生活は本当に特別で貴重な体験となりました。みんなとの出会いは一生の財産であり、これからも私の心の支えになると思います。今はみんなへの感謝の気持ちでいっぱいです。

 

明日から新しいボランティア先での生活が始まります。ここで学んだことを胸にラスト1ヶ月駆け抜けたいと思います!最後まで読んでくれてありがとうございます!それではVi ses☺︎

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(「Stensbæk」は近くを流れる川の名前だそう!)