口頭試験。
Hej! 今日はデンマークの試験について紹介しようと思います。
私の通っている大学では大きく3種類の試験があります。
一定期間内(2日〜7日ほど)に決められた枚数(5〜10ページ)を書き上げるホームアサインメント、数時間(多い時は5時間の場合も!)で書き上げる筆記試験、そしてもう一つが口頭試験!
私は今セメスター3つのホームアサインメントと、口頭試験を受けることになっています。そしてまずは口頭試験が終了しました!
日本には馴染みの無い口頭試験ですが、デンマークでは主流な試験方法の一つ。方法は以下の通りです。
1)試験場に入室。机に置かれた複数の問題用紙から1つ選択します。
(全て裏返しになっているのでどんな問題かは見るまで分かりません)
2)別室で30分間解答を考えます。
その際授業で使った教材やパソコンなどは使用可能。
3)その後試験室に戻り、用意した答えを試験監督に向けてプレゼンテーション。
その後回答に関する質疑応答が行われます。(計20分ほど)
4)再び退室。試験官が評価を議論します。決定すると呼び戻され、講評を受けます。
試験官とは授業の担当教授と、外部の試験官(他大学の教員)の2人を指します。公平性を保ち、第三者の視点から判断するために外部試験官は必ず同行するそう。
今回は「Scandinavian Welfare Society」という授業の試験。授業ではスカンジナヴィアにおける福祉・家族政策について学んでいました。北欧における社会制度の背景や成り立ちをあらゆる視点で学べて面白い反面、毎回大量のリーディングが、、、トピックが幅広く、復習として教材をもう一度読み返さなければならず、テスト勉強にはかなりの時間を費やしました。
当日私が引いた質問は「なぜ他の国(アメリカや他のヨーロッパ諸国)に比べて北欧では政府の介入が受け入れられているのか?」というもの。
準備の30分間は本当にあっという間!話すことを1から考えるというよりも、要点を確認して概要をざっくりまとめるという作業。
プレゼンテーションはなんとかクリアしたのですが、その後の質疑応答で答えに詰まり一苦労、、、しかし教授がヒントをくれたりとサポートしてくれ、なんとか試験終了。
外で待っている時はドキドキだったのですが、無事に合格点をもらうことができました!(やった〜〜)
口頭試験を合格するには知識をただ暗記するだけではなく、その知識を使って「どう自分で表現し、相手に伝えるのか?」というもう一段階先の能力が問われます。「表現力」や「対話」に焦点を当てた、とてもデンマークらしい試験方法。実際に体験できて良かったなあと思います。
まだまだ試験は続きますが、この調子で頑張りたいと思います!最後まで読んでくれてありがとうございます!それではVi ses☺︎
(学校には至る所に自習スペースが。北欧らしいモダンなデザインで、勉強のやる気が出たり出なかったり、、笑)